【長期使用レビュー】SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 2【他社比較あり】

夫の小話

新型コロナウィルスの影響でテレワークが推進されている昨今ですが、それと同時にZoomなどのオンライン会議で使用できるワイヤレスイヤホンを探す方も増えているようです。

今回は今年2020年4月16日に発売された『ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2』について1ヶ月使用したレビューをまとめました。

長期で使用してみて感じた良かった点や悪かった点、他社との比較を書いておりますので、よかったら参考にしてください。

 

この記事は下記の疑問を解決できます。

・MOMENTUM True Wireless 2の使用感が気になる
・MOMENTUM True Wireless 2の音質、ノイズキャンセリング性能、通話品質が気になる
・他社のハイエンドイヤホンとMOMENTUM True Wireless 2を比較したい

 

MOMENTUM True Wireless 2の特徴

2020年12月現在アマゾンで36,000円台で販売されているハイエンド帯の完全ワイヤレスイヤホンです。ネットでは『木綿2』とか呼ばれてますね(笑)

『木綿2』あらため、ゼンハイザー MOMENTUM『TW2』は特に音質にこだわりをもって作られているという特徴があります。

同価格帯ですと、Apple『Air Pods Pro』やSONY『WF-1000XM3』、BOSE『QC Earbuds』などのワイヤレスイヤホンが人気ですが、この3機種はどちらかというとノイズキャンセリング性能で話題に上がるイヤホンかと思います。

対して、MOMENTUM True Wireless 2はワイヤレスイヤホンとしての総合力よりも、『音楽を楽しむ』ことに特化したイヤホンと言えます。

今回も前回のBOSE QC Earbuds同様『音質』『ノイキャン』『通話品質』『装着感』『操作性』の5軸で解説していきます。

 

音質の特性

MOMENTUM True Wireless 2の音質に対する総評としては10点満点10点の満点評価です!

BOSE QC Earbudsは低音域が強く個人的に好きな音質でしたが、TW2は高音域の表現が得意なイヤホンです。

全体的に音源に対しての表現力が高く、一音一音の解像度と音場の広さはワイヤレスイヤホンの中で最高レベルだと思います。

ピアノなどの繊細な表現が得意な反面、楽曲によっては重低音域の表現力がやや低く感じる場面もあるため、楽曲を聴いていてアタック感や奥行きに物足りなさを感じる傾向もあります。

 

MOMENTUM TW2の音質の特徴として1番にあげられるのが、高音域の表現力の高さです。同価格帯のイヤホンと比較しても分かりやすく高音域の上質さが目立ちます。

特にピアノの音に対して忠実に再現されていて、ほかのワイヤレスイヤホンで聴くと電子ピアノのような音質だった部分がリアルなピアノの音にとても近くなるように感じました。

 

音質の2つ目の特徴は音のクリアさです。

ほかのワイヤレスイヤホンだと特定の音域で薄い布を一枚被せたような、ややくぐもった音質になるものが多いのですが、TW2は全域でクリアな表現を出せています。こちらも特に中~高音域で感じることができ、音楽全体が上質な音になったように感じることができます。

 

中音域は明瞭でボリュームも十分に感じます。しかし、イコライザー未調整のデフォルト音質だと、曲によって高音域と低音域の主張が強く感じるため中音域のボーカルが負け気味になる傾向があります。

この辺りは好みによると思いますが、筆者は普段聞きには高音、低音を1段階ずつ下げてボーカルが埋もれないように調整し、迫力が欲しい場面では低音を上げるイコライザー調整を行なっています。

 

低音域も迫力があり、音に重量感を感じます。しかし、BOSE QC Earbudsのように高い解像度、表現力の重低音には今一歩及ばず、EDMなどではやや物足りなさを感じる場面がありました。

これは高音域の明瞭感がある反面、低音域へのフォーカスが薄まっているように感じるのかもしれません。

 

向いている楽曲

MOMENTUM TW2に特に向いている楽曲はOfficial髭男dismの『I LOVE…』のように複数の楽器が高音域で奏でられているものが特に合うように感じます。

ほかには米津玄師の『カナリヤ』などボーカルにフォーカスが当たりながらスローテンポで複数の楽器が入るバラード曲も没入感がありました。

 

ノイズキャンセリング性能

MOMENTUM TW2のノイズキャンセリング機能は総評として10点満点中7.5点ほどと感じました。

TW2は『ANC(アクティブノイズキャンセリング)』とイヤホンで物理的に外音を遮断する『パッシブノイズキャンセリング』の2つが使えます。

パッシブノイズキャンセリングの機能が優秀で、これだけでも相当外音を遮断することが可能です。かといって不快な耳詰まり感も少なく、付け心地は自然です。

ANCの性能は他社製品と比較すると正直あまり高くはないレベルですが、パッシブノイキャンでカットしきれなかったエアコンなどの動作音は聞こえなくなるレベルの性能は持ち合わせています。

音楽を聴く前提であれば街中の騒音程度は気にならないレベルかと思います。

 

通話品質

MOMENTUM TW2の通話品質は10点満点中9点程度と評価できます。

音質はこもりが少なくクリアで自宅であれば通話相手が聞き取りづらいことはありませんでした。完全ワイヤレスイヤホンの中でも通話品質は最高クラスだと思います。

通話相手がスピーカー通話の場合などは音質がクリアで細い分、やや好みに合わない場合などもあるようですが、支障が出るレベルの場面はありませんでしたので、必要十分なレベルだと感じました。

 

装着感

TW2の装着感は10点満点中8点です。

装着感に関しては耳の形など個人差があるため参考程度にしていただきたいのですが、筐体のサイズ感も大きすぎず、重量もあまり感じない部類に入るかと思います。

TW2はカナル型イヤホンで、イヤーピースはXS、S、M、Lの4種類から選択可能です。男性の筆者は標準のMサイズでピッタリでしたが、妻はXSサイズが合っていたようです。

サイズが豊富なので、男女ともに自分に合うイヤーピースが選びやすいかと思います。

後述比較をするBOSE QC EarbudsやJabra Elite 85Tなどのように特殊形状のイヤーピースではないので、万が一付属のイヤーピースが合わなかったとしてもサードパーティ製品の選択肢が多い点も利点といえるかと思います。

筆者は2〜4時間程度使用しているとイヤーピースと筐体が当たる部分がやや痛くなるので、充電もかねて休憩をはさむようにしています。

また、外音取り込みの精度はハイエンドイヤホンの中でも高いのですが、少々機械的な音質になります。また、ホワイトノイズもややあるため、イヤホンの装着感は少々感じるかと思います。

 

操作性

TW2の操作性は10点満点中9点と評価しました。

左右それぞれに1~3タッチごとに役割を割り振ることが可能なため、オーディオ関連の一通りの操作がイヤホン側で行えるかと思います。

タッチセンサーの反応も良好で、何よりセンサーに触れた際の作動音が『ピ、ポ、パ』とタッチごとに音階で表してくれるので、操作ミスが少ない点がとても好印象です。

接続方式がリレー方式のため、右側単体での使用は可能ですが、左側単体での仕様は不可となっています。これは少し残念なポイントですが、ハイエンドタイプでも左右独立接続方式の『TWS Plus』に対応している機種はまだまだ少ないので、これからの進歩に期待です。

また、複数台で同時使用が可能なマルチポイント接続にも非対応のため、PC、スマホを同時使用することが多い方ですと、ヘッドセットとしての使いやすさは少し低いかもしれません。機器の切り替えの際には両方のイヤホンを3秒ほど長押しすることでペアリングモードに移管しますので、その都度接続したい機器側で接続を切り替える必要があります。

 

MOMENTUM True Wireless 2と他社イヤホンとの比較

ここまでTW2の使用感について紹介してきましたが、ライバルになる2機種との比較を実際に使用してみた感想も交えてまとめてみました。

イヤホンの評価(特に音質と装着感)は個人差がありますので、あくまで筆者の使用状況での比較評価になる点はご了承ください。

メーカーごとの目指す世界も異なるので、どんな人に合いそうかもまとめております。

 

BOSE QuietComfort Earbuds

BOSE QuietComfort Earbudsの紹介は下記の記事でも行いましたが、低音域の迫力や圧倒的なノイズキャンセリング性能など全体的なトータルバランスに優れたワイヤレスイヤホンだと思います。

【長期使用レビュー】BOSE QuietComfort Earbuds【他社比較有り】
BOSE QuietComfort Earbudsを長期使用したレビューを書いてみました。Jabra Elite 85Tと SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 2の比較も行っています。購入を検討している方、スペックが知りたい方はぜひご覧ください。

 

特にBOSEは今回の3機種の中では唯一イコライザー調整を行えないという特徴があり、やや拡張性が少ないのですが、低音域のアタック感強めな音質が好きな筆者はデフォルトの音質に最も満足した一台でした。

特に低音域のクリアさと全体の解像度の高さには驚かされ、EDMなどを聴いていて最も気持ちが良かったのはこのイヤホンでした。他のイヤホンではイコライザー調整をしても表現しきれない重低音域の高解像度、迫力の音声が魅力の機種です。

MOMENTUM TW2との比較では音質のほかに、操作性と装着感の点で今一歩差が目立ちました。イヤホン側で行える操作が少ない(2タップ、3タップ、長押しのみ)のと、イヤーピースが筆者に合わなかったのですが、サードパーティ製の商品が無かった点が残念でした。

とはいえハイエンドイヤホンの中でも明瞭感の際立った低音や、Air Pods Proにも負けずとも劣らないノイズキャンセリング性能など、すべてがハイレベルな水準でパッケージングされており、所有欲を十分満たしてくれる一台です。

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感想(15件)

【BOSE QuietComfort Earbudsはこんな人に向いている】
・クリアで迫力のある低音を楽しみたい方
・ワイヤレスイヤホン最強クラスのノイズキャンセリング性能を求める方
・イコライザー調整なしでバランスの取れた音質を楽しみたい方

 

Jabra Elite 85T

Jabra Elite 85Tはワイヤレスイヤホンとしての性能が非常に高バランスでパッケージングされており、尚且つ音質の調整幅も最も広いので、多くの人にマッチするポテンシャルを持っているイヤホンです。

Elite 85Tを購入した方は必ずファームウェアのアップデートを行ってください。行う前と後では全くといっていいほどの別物の音質になります。アップデート前は少々のっぺりした、Air Pods ProとMOMENTUM TW2を足して2で割ったような音質の印象でしたが、アップデート後は明快な音の表現力を感じるハイパフォーマンスな一台であることを感じられるイヤホンです。

デフォルトの音質でも十分満足できるレベルなのですが、この機種の最も優れている特徴はイコライザーの調整幅にあります。

12mmの大型ドライバーを搭載しており、調整次第ではTW2のような高音主体のクリアな音質に寄せたり、BOSE QC Earbudsのような迫力のある重低音に寄せたりと変幻自在にキャラクターを変えられるポテンシャルの高さを持ち合わせています。

また、イヤホン側で行える操作の調整もトップレベルに多く、操作性は特に高い一台だと評価できます。今回紹介した3機種の中では唯一マルチポイント接続が行える点もポイントが高いです。

ノイキャン性能もイヤーピースが合えば相当にレベルが高く、BOSE程ではないにせよ現在のワイヤレスイヤホンの中では最高レベルと評価できます。ただし、イヤーピースが独自の楕円形の規格のため、標準のものが合わなかった場合は性能を最大限発揮できない可能性があります。

特出したポイントがない反面、すべての機能が高水準でバランスがとれており、時間をかけて調整することでユーザー一人一人にマッチさせることができる性能を秘めている一台だと感じました。

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感想(4件)

【Jabra Elite 85Tはこんな人に向いている】
・自分好みに合ったイコライザー調整を突き詰めたい方
・複数のデバイスで同時接続をしながら音楽を楽しみたい方
・すべての性能をハイレベルで満たしているイヤホンが欲しい方

 

MOMENTUM True Wireless 2を長期使用してみての総評

MOMENTUM TW2をしばらく使用してみた感想ですが、メイン機として満足できるポテンシャルを持っている一台でした。

特に音楽への没入感はどの機種よりも高く、純粋に音質を求める方にベストバイな一台と評価できます。

反面、昨今の強力なANCを求める方には少々物足りなく感じる点もあるでしょう。

その他個人的に感じたメリット、デメリットを以下にまとめます。

 

MOMENTUM True Wireless 2の良かった点

・音質

ワイヤレスイヤホンの中で1、2を争える機種であることは間違い無いと思います。コーデックもSBC/AAC/aptXに対応しており、iPhoneのAACで接続しても不満はありませんでした。これで不満が出るのであれば有線イヤホンでないと満足できないと思います。

・操作性

イヤホン本体で行える操作が多い点が気に入っており、アプリケーションでの設定を行えばより幅広い割り当てが行える点が好印象です。操作音も音階で表現してくれるので、操作ミスが少ない点もお気に入りのポイントです。

・デザイン性

イヤホンケースやイヤホン本体に高級感があり、所有感を満たしてくれるデザインになっています。プラシーボ効果かもしれませんが、この満足感が高いだけで音質が良いようにも感じてしまいます(笑)

 

MOMENTUM True Wireless 2のあと一歩な点

・遅延、音ズレ

音楽を聴く分には全く問題ありませんが、YouTubeなどを1.5倍速以上で視聴すると遅延を感じることがあります。等倍速ではほぼ遅延は感じませんが、意識して見ると口元の動きと音声がズレる場面もややありました。

・接続の不安定性

イヤホンをケースから取り出してしばらくiPhoneと接続されないことが何度か起こりました。また、音楽を止めてしばらく無音で装着し続けていると、再度音楽を再生した際に接続が不安定になる場面もありました。

外での使用時にも接続が途切れて再接続まで時間がかかるケースもあるので、この点は気になります。その都度イヤホンケースに戻したり、iPhone側でBluetoothの再接続を行わないといけないので、頻度によってはストレスに感じることがあります。

・耳が痛い

2時間以上使用していると右耳が痛くなってきます。おそらく筆者の耳の形状が合わないようで、どのイヤホンを使っても右側だけ痛くなることが多いです…

なので、ゼンハイザーに限った話では無いので多くの方には無関係ですが、お気に入りの一台なだけに残念なポイントでした。

 

まとめ:SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 2はどんな人に向いているか

今回は比較評価と個人的な長期使用感をまとめましたが、いかがでしたでしょうか?

最後にゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2がどんな人に向いているかをまとめましたので、参考にしてください。

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感想(3件)

【ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2はこんな人に向いている】
・音質にこだわる方
・高級感のあるワイヤレスイヤホンを探している方
・高い操作性を求める方

今回の記事も参考になりましたら幸いです。

次回は『Jabra Elite 85T』の詳細レビューを記事にしますので、お楽しみに!

 

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