今回初めての電動自転車でPAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)を購入したので、実際に使ってみて良かった点や悪かった点、購入する際に他の製品と比較して優れていた点などをご紹介します。
電動自転車は安いものでも10万円前後、高いものだと15万円ほどする買い物なので、実際の使用者の意見として参考にしていただければ幸いです。
*この記事からわかること*
- PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)本体の性能
- 購入の決め手
- 他社モデルとの比較
- PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)はこんな人に向いている
PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)はどんな自転車?
画像引用元:カラー:PAS Babby un SPリヤチャイルドシート標準装備モデル – 電動自転車 | ヤマハ発動機
PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)はYAMAHAから発売されている子ども乗せ電動自転車の2020年モデルです。
20インチホイールのモデルと少し小さめになっていて、26インチモデルのものと比べて乗り降りがしやすいので、女性でも扱いやすいという点が特徴です。
可愛らしいカラーリングが魅力で、ソリッドグレー、マッドブラック2(つや消し)、パウダーブルー2(つや消し)、ミントブルー、コーラルレッド2(つや消し)、マッドカフェベージュの6色展開とバリエーションも豊富。
バッテリーの容量も15.4Ahと大容量。これは一回の充電で最大75㎞走行することができちゃいます。
また、他社モデルと比較して全長が短いので、取り回しが楽です。
PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)の特徴をまとめると…
- 20インチのホイールモデルで乗せ降ろしが楽ちん
- 可愛いカラーリングでバリエーション豊富
- 大容量バッテリー
- 全長が短めなので取り回しが楽
PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)の安全性と購入の決め手
画像引用元:PAS Babby un SPリヤチャイルドシート標準装備モデル – 電動自転車 | ヤマハ発動機
続いて、 PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)の安全性と購入に至った決め手についてです。
我が家がパスバビーアンSPを購入した決め手として、子ども用のシートの安全性が他社製品と比較して優れていると感じました。
実際に自転車屋さんで比較してみましたが、子どもを乗せたときの頭を守るカバーの範囲が一番広いようです。
この点はYAMAHAさんもアピールしているようで、側面をほぼ完璧に保護してくれる270℃の形状になっています。
ベルトの巻取りもワンタッチで自動で行えるため、忙しい朝や子どもがぐずった時もサッと装着できる点では、子供用シートの満足度はほぼ満点!
また、20インチの中でもフレームがだいぶん低く設計されているので、乗り降りがしやすい点もポイントでした。
低めの設計だと自転車に乗り降りする際、足を高く上げずに済みますので、自転車に乗るときの服装を選ばずに乗ることができます。
長めのスカートであれば気にせず乗れるので、おしゃれに気を遣うママにはピッタリではないでしょうか?
最後の決め手はやはりこのデザインです。
子供乗せ自転車というと実用性に目が行きがちですが、毎日使うものなのでデザインがいいものだと気分も上がりますよね。
わたしはパウダーブルーのモデルを購入しましたが、このカラーリングを見て購入を決意しました。
他社の自転車もデザインがすぐれているものが多いですが、パステル、ツートーンカラーのパスバビーに一目ぼれでした!
ダントツで可愛い!
また、PAS Babby Un SPはバッテリー容量が多く、充電の頻度が少なくて済む点も購入時の決め手でした。
他社の安いモデルだと6〜9Ahほどのモデルが多いですが、一度の充電でバッテリー走行できる距離が短いので、その分充電の頻度が増えてしまうことが懸念点でした。
我が家はマンションなので、1階に自転車を停めた後自宅まで荷物、子ども、バッテリーを抱えて上がらなければいけません。
そこで、多くても週1回程度の充電で保育園と自宅の往復をこなせる自転車を検討していました。
我が家から保育園までは往復で5kmほどなので、1週間で25~30km程度は充電なしで走れるものですと、少なくとも10~12Ahほどのバッテリー容量があるモデルに絞られてきました。
PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)の購入の決め手は…
- 子ども用シートの安全性
- 本体のデザイン
- 乗り降りしやすい設計
- 週に1回程度の充電で済むバッテリー容量
PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)の使用用途
子ども乗せ自転車なので、メインは保育園への送り迎えで使用しています。
その他は近所の散歩や近場のピクニックなどでしょうか、概ね5~10㎞圏内で使用しています。
買い物にも使用しますが、一度に買い物をする量が多いのでメインは車になっている感じ。
また、私の自宅の周りには一か所かなり勾配が激しい坂があるので、ここを越える際に電動自転車でよかったなあといつも実感します。
普通の自転車も持っていますが、やっぱり上り坂でアシストしてくれるのでダントツで楽ですよね。
PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)を実際に使ってみた感想
購入して1か月ほど使用してみた感想ですが、買ってよかったと本当に感じています。
今まで送り迎えは車で行っていたのですが、自宅周辺は渋滞も多いためガソリン代もかかりますし、自宅のマンションに駐車場がないため借りている近くの駐車場まで歩く必要がありました。(これが地味に遠い)
パスバビーアンSPを買ったことで家の下からすぐ自転車に乗れて、ガソリン代や渋滞を気にする必要がなくなったのは非常に快適です。
こうなると車の所有が必要ないのではとさえ思えてきますね。
また、近場の買い物にも行きやすくなったので、生活の経済性、利便性ともに向上しました。
我が家は夫が送り迎えをする機会も多く、20インチの自転車では窮屈ではないかと少々心配していましたが、実際に乗ってみて不満を感じることはありませんでした。
175cm程度の男性であれば20インチモデルの自転車でも全く問題ないと言えます。
ただし、長時間使用したことは無いので、もし長距離を使用する場合は事前に現物を確認してみた方が良いかもしれません。
そして私と夫が一番気に入っているのがなんと言ってもこのデザインです。
一般的なサラリーマン家庭である我が家には14万円前後の出費は正直躊躇するものもありました。
ですが、このデザインを見たときに他の自転車を購入しても満足しないであろうことはわかっていました。
そのため、パスバビーアンSPの購入を前提にブリジストンやパナソニックなどの主要メーカーは全て調べ、購入した後に後悔しないよう下調べは入念に行いました。
PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)を実際に乗ってみて…
- 生活の利便性、経済性が大幅UP!
- 慎重175㎝の男性でも問題無し
- やはりデザインが可愛い
他社モデルとPAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)の比較
続いて、パスバビーアンSPと他社モデルの電動自転車を比較してみました。
比較した点は次の3つ。
- 電動アシスト可能距離
- デザイン
- 子ども用シートの安全性
電動アシスト可能距離
価格を落とすと、まずここが一番影響を受けますね。
10万円以下のモデルの場合ほとんどが6~9Ahのものになり、公表値の電動アシスト可能距離は30km程度のものがほとんどです。
ほかの電動自転車に乗ったことがないので実際の走行可能距離などはわかりませんが、自動車などは公表値の燃費が出ることはまずありません。
なので、1~2割程度は走行距離が短くなることを想定し、12Ah以上のものを探すことにしました。
その中でも驚異の走行距離を誇っていたのがブリジストンの『bikke GRI dd(ビッケ グリ dd)』と『bikke MOB dd(ビッケ モブ dd)』でした。
14.3Ahの大容量バッテリーに加え、ペダルを漕がないときはタイヤの回転を充電に使うというハイブリッドカーのようなシステムを採用しているものです。
最新テクノロジー大好きな夫はとても惹かれていたのですが、我が家での用途を考えると走行距離はそこまで重要ではないと感じたため、その他のポイントも含めて総合的に判断することにしました。
デザイン
続いての『デザイン』でも最終候補まで残ったのが、上記の『bikke GRI dd(ビッケ グリ dd)』と『bikke MOB dd(ビッケ モブ dd)』でした。
こちらもパステルカラーがかわいく、レトロな雰囲気が完全に私好み。
しかし、パスバビーのツートーンカラーを見たときにデザイン性においてはパスバビーが好みだったため、bikkeちゃんはここで候補から外しました。
子ども用シートの安全性
最後は最も重要な『子ども用シートの安全性』についてです。
ここは各メーカー相当に力を入れていると思いますので、素人が目で見て分かる範囲でまとめます。
パスバビーは冒頭でもお話しした通り、頭を270℃カバーする作りのため、前面からの衝撃以外は基本的にカバーしてくれるつくりになっています。
パナソニックの『Gyutto』はサンシェードが付いていたり、シートのカラーリングがブラウンでオシャレなど機能やデザイン性では最も良かったものの、安全性という軸で考えたときにはパスバビーのガード力が最も高そうでした。
PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)のイマイチだった点
今回、購入にあたって上記ように結構な下調べ&比較をおこなった上で購入したのですが、実際に使ってみてイマイチだなぁと思う点も見つかったため、それも記載します。
安定性は『PAS Crew』の方がよかったかも
同じYAMAHAにパスバビーの上位互換ともいえるパスクルーというモデルがあります。
こちらは24インチのホイールサイズで、パスバビーと比べて走行中の安定性が高い点が特徴です。
ロードバイクなどと違い、歩道に入ることも多い子供乗せ自転車の場合、歩道の段差でグラつくことが多々あります。
段差を乗り越える際はホイールが大きいほど安定性が高いので、街中で乗る機会が多い場合はパスクルーの方が使い勝手がいいかもしれません。
価格が高い
PAS Babby un SPはメーカー価格で156,000円。原付やロードバイクが買えるレベルです。
もちろん開発費にとんでもない費用がかかっているのは承知していますが、車やバイクのようにパーツ数が多いわけでもなく、乗る人も多い電動自転車は利益率が高いのではないでしょうか?(価格が高くても売れるからでしょうけど)
もう少し庶民にも手が届きやすい価格帯だと乗り換えもしやすいんだけどなあ、と感じてしまいます。
まあ、今は個人売買もメルカリやヤフオクで簡単にできる時代なので、高くてもその分リセールが効くんですけどね。
純正のカゴがイケてない
せっかくカラーリングが素敵なパスバビーちゃんですが、純正のカゴは味気ない黒のプラスチック製のカゴ。
せめて白や、おしゃれなブラウンカラーのカゴだともっとワクワクする気持ちになれそうです。
この辺りはアフターパーツに気軽に交換できるので、今後変えていきたいと思います。
まとめ
今回はPAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)を実際に使用してみたレビューを行いました。
下調べだけでなく、実際に乗ってみて分かる点もありましたが、全体的には大満足です!
安全性、デザイン、航続距離のバランスが良く、我が家の使用方法には刺さりました。
今回の内容を踏まえて、PAS Babby Un SP(パスバビーアンSP)はこんな人に向いています。
- 日常の使用範囲の中に坂が多い方。
- あまり充電の頻度は多くない方が良い方。
- ママの使用が多く、取り回しがしやすい自転車が欲しい方。
あとは、デザインやファッション性を重視される方にも特におすすめです。
新しい我が家の一員!これからも大切に乗っていきたいと思っています。
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