育休中の副業に感する話題はよく聞きますが、産休中に副業をしたらどうなるの?
私が妊娠中探しても、これについての情報は見つかるませんでした。
当然ですよね、産休というのは妊婦さんが無理に働くことがないようにする制度です。
しかし、これから生まれてくる赤ちゃんのためにも少しでも蓄えをしておきたいところ。
実際のところどうなのかと思い、調べてみました。
産休中に発生した所得はどうなるの?副業はOK?
「七月いっぱいで産休に入る予定のしろたんです。
ちょっと気になってるのが、産休中って仕事しちゃいけないよね…(当然)
だけど、給与じゃなくて雑所得だったら大丈夫なんじゃ?というほぼ希望的観測に近い推測があったので、調べてみました。
自分のメモとしても残したくて。」
↑下書きの中から見つけたので、今日はこちらを更新してみます。
結論から言うと、産休中の副業はOKです。
所得の種類は二種類ある
副業の収入について話す前に、まず最初に所得(得るお金)について確認しておきましょう。
まず、身近な所得は給与所得と雑所得の2種類があります。
兼業主婦の私が日々会社から頂いているお金は給与所得です。
そして、私が副業で得ているお金は雑所得になります。
給与所得というのは会社に雇用され、支給されるお金のことです。
毎月振り込みか手渡しで受け取っていますよね。
これが、給与所得にあたります。
対し雑所得は給与所得以外のものを指します。
雇用されずに頂く(得る)お金(報酬)のことで、業務委託契約を結んで受けている仕事で得る報酬はこの雑所得にあたります。
他にも、フリマアプリで古い商品を売って得たお金やアフィリエイト、クラウドワークスなどのクラウドソーシングで得たお金や、家賃収入なども雑所得になります。
他にも投資やFXなどもありますね。
とりあえず、給与所得以外で得たお金はほぼ全て雑所得だと思っておきましょう。
産休手当の仕組み
続いて、産休制度についてです。
産休(産前産後休暇)制度は、国が妊産婦を守るためにつくった制度で、管轄は役所ではなくハローワークです。
基本的に産休中は母体と胎児の安全を守るために働いてはいけない期間ですので、この間は会社も働かせてはいけません。(産前は希望があれば出産ギリギリまで働いてもOK)
そのため、必然的に給与所得は得ることができないのです。
給料が得られない代わりに、この給付金が支給されます。
産休中に副業はOK
上記を踏まえ、給料でない所得ならOKです。
したがって、雑所得に関してのみ、厳密には労働しないで発生させたお金ならOKという意味です。
これについてはハローワークに問い合わせて、副業はしても良いのか聞いて確認した情報です。
まず、産休中に副業をすると制限されるのは労働時間でした。(そもそも産後8週は国として経産婦に労働させてはいけないので当然ですね)
しかし、労働が発生しなければいくら稼いでもOKだと言うのです。
「労働が発生しなければいくら稼いでもOK?どういうこと?」と思いますよね。
給与所得は会社から労働の対価として受け取るもので、大体時間で管理していますので制限があります。
しかし雑所得は労働時間で報酬が決まるものではないので、労働が発生していなければいくら稼いでもOKだということです。
雑所得はどうやって得たか証明ができないので、実質労働していないとも言い切れるわけですね。
加えて雑所得によって産休手当が減額になることは無いようです。
ただこちらに関して一点だけ注意が必要なのが、勤め先は副業を許しているのかという点です。※アフィリエイトやFX含む。
後々会社とトラブルになる可能性を減らしたければ、事前に問い合わせたり就業規則を確認しておきましょう。
産休中に得た収入の税金について
産休中も副業や雑所得については、勤め先の会社が許している前提で問題ないことがわかりました。
それでは、産休中に得た収入についてどうやって処理すれば良いのでしょう。
お金を手にしたら大体どんな形であれ税金が発生しますよね。
雑所得でも、ある程度の金額を稼いだら税金を納める必要あります。
ボーダーラインは年間20万円
産休中に得た雑所得については、年間20万円を越えたら確定申告をしましょう。
この20万円とは利益のことで、経費は含みません。
例えば15万円の商品をフリマアプリで仕入れ、それを直して20万円で売りました。
数字だけ見ると20万円の収入ですが、そのうち15万円は商品を仕入れるために使った経費です。
そのため、20万−15万=5万円が利益になり、20万円に満たないので確定申告は必要ありません。
産休中の副業は無理をしない!
産休中に働くにしても大事な赤ちゃんがいますので、無理は禁物です。
今回はあくまで雑所得の、自宅でできる副業にフォーカスしてお話しました。
しかし、自宅でできる副業だからといって、熱中しすぎないように注意しましょう。
無理なく収入を増やして、楽しい産休ライフを送りましょう。
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